小学生のバッティング練習は素振りよりティーバッティングが良い

よく『バッティング練習の基本は素振り』、『素振りは大事』という話を聞きます。子供に毎日素振り100回というようなノルマを課しているお父さんもいるでしょう。息子のチームメイトにも『毎日素振りしろって言われてる』子がいたします。個人的な感想ですが、素振りってただ振っただけでは何にも意味が無いと思うのです。投げてくるピッチャー、打席の状況(回やランナーの有無)、投げられたボールの球種、コース、打ち返す方向までイメージして、素振りをするのであれば意味があると思うのですが、そんな想像力を小学生に求めるのは酷です。

素振りに足りないこと
1:反応、対応を鍛えられない
バッティング、打撃の本質は投げられた球に対して正しく反応する、対応することです。良いスイングをするだけではだめで、正しく反応、対応する必要があるのです。ただ振るだけの素振りでは反応、対応の部分がまったく鍛えられないのです。

2:結果がわからない、判断できない
また、素振りでは振ったスイングが良かったのか悪かったのかの結果が出ないことも欠点の一つです。今のスイングは良かったのか良くなかったのかが、判断できないのです。松井選手の素振りを長嶋さんが見るならばスイングの音で『良いスイング』ということが判断できるのかもしれませんが、小学生と普通の父親ではそんなこと不可能です。

そこでティーバッティングです。ここではいわゆる置きティーをティーバッティングとしています。棒の上にボールを置くところがあり、それを打つという練習です。
1:反応、対応力を鍛える第一歩
動いているボールに対して反応するのはとても難易度が高いです。なにせ3割の確率でヒットになれば一流ですから。止まっているボールを打つのであれば難易度が下がります。止まっているボールを正しく捉えられる、打てるようになって初めて、動いているボールを打てるようになるはずです。まずは止まっているボールを打てるようになること、止まっているボールを高い確率で打てることが大事です。反応、対応を鍛える第一歩です。

2:結果が出る
ボールを正しく打つことができれば、ボールはライナーで勢い良く飛んでいきますし、当て損ねればボテボテとしたゴロになります。棒に当てれば手がしびれます。結果が一目瞭然であることがとても素晴らしいのです。同じ位置のボールを毎回正しく打つことができれば、動いているボール、投げられたボールを打つ確率も高くなります。

3:楽しい
ティーバッティングはその場で結果が出ますので楽しいです。投げられたボールを打つより高い確率で良い当たりになり、失敗が少ないのも楽しい要因の一つです。小学生の息子は10時間チームの練習に行った後でも『ティーバッティングしに行こう』というくらいですから。決して『素振りしに行こう』とは言いませんね。。。

やらない素振りよりやるティーバッティング。楽しければ子供は進んで練習するものです。楽しい練習は正義です。

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