子供の投げる球がバックスピンにならない
小4の息子がピッチャーをすることが増えてきました。理由は、息子より球の速い二人の子が順番に体調不良や肘痛で投げられなくなり、一時的に3番手から2番手に繰り上がったためです。
息子のチームには
1:バランス型-球速、コントロールともに2番目、守備もうまい。
2:長身速球派-ズバ抜けて球は速いがコントロールと牽制や守備などに難あり。技術的に成長すれば6年生時のエース候補。
3:息子-球速は一番遅いがコントロールは一番良い。四球が続いた後のリリーフや無死満塁からの特別延長戦、雨の日などの登板が多い。
という3人の投手がいます。
投手としての息子は
1:あまり球は速くない
スピードガンで測ったところチームで3番目の速さみたいです。球のスピードが遅いのは、息子がストライクにならない速さでは絶対に投げないからです。『練習だからストライクとか気にせず速い球なげてごらん』といっても3球続けてボール球だと、あっというまに不機嫌になってしまいます。
2:コントロールが良い
四球連発でゲームを壊してしまうことはあまりありません。『相手ピッチャーはコントロール良いから、ストライクを打っていけ』となり、待球されることも少ないので球数少なく、試合はスイスイ進むことが多いです。観戦する大人に優しい投手です。
3:フォームはスリークォーターややサイドスロー気味
無理に肘をあげるのではなく自然なフォームで投げています。チームの監督からも『球速は体ができたら自然に速くなるから今はコントロール重視で良いと思う。なんならサイドスローで投げてみたら。』と言われています。本人の工夫は球のスピードより、コントロールに向けられているようです。
4:バックスピンじゃない回転の球を投げる
いわゆるフォーシームファストボール、バックスピンの効いたストレートを投げていないようです。キャッチボールなどで球の回転を見ていると回転軸がバッター方向を向いており、スパイラル回転になっています。一時期噂になったジャイロボールの回転です。ボールの軌道はこちらの予測よりボールが来ず沈んでいく、チェンジアップのような球です。何気ないキャッチボールでも、集中していないと捕球時にボールをしっかりつかめずポロポロとこぼしてしまいます。
握りもいわゆるフォーシームではなく、ツーシームっぽい握りで投げているようです。本人曰く『これが一番ストライクを投げやすい』らしいです。小学生の大会は変化球禁止ですが、全球この球なので注意されたことはないようです。
今は全球チェンジアップを投げているような感じで、いわゆるストレートを投げていない/投げられないのです。これピッチャーとしてどうなんだろうか、と思います。
バックスピンにならないのは、ボールをリリースするタイミングで右手小指の外側がバッターの方を向いているからのようなのですが、本人はそのことを意識、認識できていません。バックスピンを投げる練習をしたら、今の回転のボールを投げられなくなってしまいそうです。
息子のチームはピッチングフォームや球の回転などの細かいことはいじらず、自然なフォームで投げさせる方針なので今の所そのままです。
私も細かい技術指導はできませんし、自ら体得したフォーム>>>誰かが教えたフォーム だと考えているので、本人がフォーシームのストレートを投げたいとなるまでは、外から何かを言うことなく今のままでいこうと考えています。